木蘭辞について

中国の古代詩であり映画『ムーラン』の大元ネタ、『木蘭辞』(あるいは『木蘭詩』)は想像が色々膨らむ。元々の詩は既に詠み人知らず、それがまた却って悠久の歴史を彷彿とさせるような…。

以下、本編。

《木蘭辞》  無名氏

喞喞復喞喞 木蘭當戸織
不聞機杼聲 惟聞女歎息
問女何所思 問女何所憶
女亦無所思 女亦無所憶
昨夜見軍帖 可汗大點兵
軍書十二卷 卷卷有爺名
阿爺無大兒 木蘭無長兄
願爲市鞍馬 從此替爺征

東市買駿馬 西市買鞍
南市買轡頭 北市買長鞭
旦辭爺孃去 暮宿黄河邊
不聞爺孃喚女聲 但聞黄河流水鳴濺濺
旦辭黄河去 暮至黑山頭
不聞爺孃喚女聲 但聞燕山胡騎鳴啾啾

萬里赴戎機 關山度若飛
朔氣傳金柝 寒光照鐵衣
將軍百戰死 壯士十年歸

歸來見天子 天子坐明堂
策勲十二轉 賞賜百千彊
可汗問所欲 木蘭不用尚書郞
願馳千里足 送兒還故郷

爺孃聞女來 出郭相扶將
阿聞妹來 當戸理紅妝
小弟聞姉來 磨刀霍霍向豬羊
開我東閣門 坐我西閣床
脱我戰時袍 著我舊時裳
當窗理雲鬢 對鏡貼花黄
出門看火伴 火伴始驚惶
同行十二年 不知木蘭是女郞

雄兎脚撲朔 雌兎眼迷離
兩兎傍地走 安能辨我是雄雌

木蘭辞は中国の民間伝承なので、当然のことながら?古代中国の少女木蘭の孝行や活躍にスポットライトが当たっているけれど、夷狄(中華世界から見た四方の異民族)側の失われた文化や芸術にも、きっと素晴らしいものが無数にあるだろうなとは思う。

それでもやはり木蘭のこの短い詩は胸を打つ。
YouTubeで木蘭辞を何気なく聴いて、久しく意識してなかった漢詩の韻律に感動してしまった。(決して意味が聴きとれたわけではないが。)

日本人で木蘭詩を紹介している方々のサイト

先秦漢魏六朝詩歌辞賦編 木蘭辞(詩詞世界)

読み下し、注記、韻の構成(平仄)の説明、関連画像に至るまで素晴らしい充実ぶり。
木蘭辞に興味を持った学生さんなどは真っ先にこのページに辿り着くのではなかろうか。
他のページも大変魅力的。こまめにサイト更新されている。

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ムーランの詩

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